『岡ヨシエさんから平和のバトンをつなぐ』

HRCP25周年記念行事として、9月28日(土)ハチドリ舎(中区土橋町)にて「被爆体験伝承講話を聴く会」を開催しました。
岡ヨシエさんは、比治山高等女学校3年生(14歳)の時に、学徒動員先の「陸軍中国軍管区司令部防空作戦室」の中で被爆し、「広島が全滅です」との第一報を発した一人です。
HRCPと岡さんの出会いは、被爆60年の2005年でした。その後12年間にわたり、広島平和学習に訪れた皆さんに、半地下式の「防空作戦室」の中で、本人が被爆した場所で証言して頂きました。そのご縁から2016年9月、HRCPに「被爆体験の伝承をしてほしい」との申し出を頂き、2017年3月から伝承講話を始めました。
今回、チラシで広島市民や平和活動をされている方々にも、HRCPが岡ヨシエさんの被爆体験を伝承していることを知って頂く機会となりました。
参加者から「朗読がすばらしく感動でした」、「岡さんの気持ちや状況もすごくわかりやすかった」、「宿舎の跡に木を植えられていたことも知らなかった」など感想を頂きました。
「これからも若い人にバトンタッチして、ずっとずっと伝えていってください。お願いしますね」との岡さんのことばを胸に、岡さんから頂いた「平和のバトン」をつないでいくことを改めて心に誓いました。