“命の限り叫び続けたい”(岸田弘子さん証言)
被爆80年の原爆の日を前に、HRCP証言者の岸田弘子さんが、原爆供養塔前で開かれた宗教者の祈りの式典で被爆体験証言をされました。
5歳11ヵ月のとき被爆し、目にした忘れられない光景や思いを話した後、最後に力強くメッセージを発信されました。
「私は、平和とは安心して生活できること、うれしく楽しく幸せを感じること、一人ひとりが輝いていること、笑顔になることだと思います。その日常が一瞬にして奪われるのが戦争です。戦争はどちらも加害者であり被害者でもあります。絶対に戦争を許してはなりません」
「どうか広島で見たこと、聞いたこと、感じたことを声にしてください!ことばにしてください!ことばにできないまま、何万という人が命をとられてしまいました。
こうして一人ひとりが平和に関心を深めていくことが、大きなうねりとなって、必ず平和に向かっていくと信じます。
私も8月6日の事実を、命の限り叫び続けることをお約束いたします」
第40回原爆犠牲者慰霊並びに平和祈願式典にて(2025年7月20日)
